References
Under Construction
特に“自律的”な研究を中心に集めた、機械学習やロボットを使った論文のリスト。
自律:
機械学習やロボットを活用することで人間が一切関与しないプロセス
マテリアルズインフォマティクス:
機械学習や統計分析を用いて、新素材を探索する取り組み
プロセスインフォマティクス:
最適化するためのパラメータ決定に機械学習を応用。人間が実験を行うため、closed-loopになっていない。
- 2019
- 2009
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マテリアルズインフォマティクス
"Unsupervised word embedding capture latent knowledge from materials science literature"
Vahe Tshitoyan, John Dagdelen, Leigh Weston , Alexander Dunn, Ziqin Rong, Olga Kononova, Kristin A. Persson, Gerbrand Ceder, and Anubhav JainNature 571(7763), 2019, 95-98. (https://www.nature.com/articles/s41586-019-1335-8)要約
自然言語処理の1つであるword embeddingsを材料科学に応用した論文。過去の文献に登場した単語をベクトル化したうえで、熱電性と類似度が近い材料をランキング。1922-2009年までの文献データを用いて新規な熱電材料を推測した結果、ランキング上位5つのうち3つが、2012-2017年に実際に報告されていた。
<用語解説>
・自然言語処理:人間の言語(自然言語)をコンピュータに処理させる技術。
・word embeddings:意味の類似したものが近くに配置されるように、単語をベクトル表現する技術。単語同士の類似性は、ベクトル同士のコサイン類似度で判別する。(文責: 石附)
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自律
"The Automation of Science"
Ross D. King, Jem Rowland, Stephen G. Oliver, Michael Young, Wayne Aubrey, Emma Byrne, Maria Liakata, Magdalena Markham, P?nar Pir, Larisa N. Soldatova, Andrew Sparkes, Kenneth E. Whelan, Amanda ClareScience 324(5923), 2009, 85-89. (https://science.sciencemag.org/content/324/5923/85)要約
酵母の遺伝子の機能について仮説を立て、検証する実験を自律的に行うことのできるロボット「アダム」を開発した論文。アダムは20の仮説を自律的に立て、実験で検証した。結果として、12の新規の仮説を生み出すことに成功し、人間には特定できなかった3つの遺伝子を特定することができた。仮説を立て検証するというプロセスを人間の手ではなく、ロボットがすべて行うということはとても興味深い。(文責: 木村)